『 金の猿 』 ・ 『 蔵 』 ・ 『 MARU 』 では 、
毎月1つの食材をテーマに、各店の持ち味を活かして料理をご提供致します。
ご来店の際には、是非ご賞味ください。


11月のテーマは 『 聖護院大根 』 です。

◆聖護院大根とは・・・
丸い形のダイコンです。　京野菜の１つで、京都の冬には欠かせない食材。
煮るとたいへん軟らかく、味がしみ込みやすくて、とろけるような口当たり。
通常のダイコンと比べると、倍以上の値の高級品ですが、一度は食べてみる価値のあるモノです。

このダイコン、初めから丸かったわけでは、ありません。初めは、普通の長いダイコンだったのです。誕生地は京都市東部の、左京区聖護院地区です。
江戸時代後期の文政年間、聖護院の東の「黒谷」と云うところに光戒光明寺というお寺があり、ここに尾張の国からダイコンが奉納されました。
聖護院の農家がそのダイコンを貰いうけ、何年も大切に育てていると、どういうわけか丸くなってしまいました。これが聖護院大根です。

秋も深まり、冬の旬食材で季節の変わり目を感じて頂ければ幸いです。